6月上旬の大幅な減少は、ハニーポット(おとりPC)の設定変更による影響と思われる。この設定変更により一時的に収集検体数は減少したが、前月には存在しなかったIPアドレス帯からの攻撃が確認されるようになり、結果として新規注意喚起対象者の増加(注意喚起活動実績図(6)参照)という形で反映された。
市販のウイルス対策ソフトで検出された検体数(青で示す)については、ゆるやかな増加傾向が見られた。詳細な解析を行った結果、5月度と比較して国内からの攻撃は減少しているものの、海外からの攻撃が増加していることがわかった。
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