9月24日,9月29日に市販のウイルス対策ソフトで検出されない検体数(赤で示す)の占める比率が、急激に増加している。
これは、PE_VIRUT.Dが内部増殖し、亜種が大量に発生したためと考えられる。
<PE_VIRUT.Dが占める割合>
9/24の市販のウイルス対策ソフトで検出されない検体の内、PE_VIRUT.D亜種の割合 : 40%
9/29の市販のウイルス対策ソフトで検出されない検体の内、PE_VIRUT.D亜種の割合 : 45%
また、このマルウェアを配布するサイトは、7月度のレポートでも触れた数種類ずつ定期的にボットを配布している海外の特定サイトであるが、9月末より配布サーバが追加され配信能力が増強されたことも関係していると思われる。