Cyber Clean Center サイバークリーンセンター
サイバークリーンセンター活動実績
注意喚起活動実績
前月までの注意喚起活動実績
2008年04月度の注意喚起活動実績
6注意喚起数について、当月の注意喚起対象者に前月以前の対象者との重複があった場合であっても、重複を考慮せず算出している。
  累計については、期間を問わず対象者の重複は省いた数値である点に注意。
ボットウイルス等の収集状況
おとりマシン(ハニーポット)によって収集したボットウイルス等の検体を1日分を収集し終えた後、市販のウイルス対策ソフトにて、まとめてスキャンを実施し、検出可検体(Detectable)、不可検体(Undetectable)を分類している。
ウイルス対策ソフトで検出されないボットウイルスに関しては、バイナリのハッシュ値が同じもののみを同種として扱う。
1 ウイルス対策ソフトで検出可、不可のボットウイルス等の検体収集数の推移
収集検体数の推移
収集検体数
収集検体数の推移グラフ
[調査対象期間:2008/02/01/〜2008/04/30]
未知検体数(赤で示す)については、先月より約24,000 件ほど減少しており、未知検体を大量配布している海外特定サイトからの攻撃が減少したためと見られる。
未知検体のグラフにて突出している 4/7 – 4/10, 4/27 – 4/30 の期間が増加している要因としては、海外特定サイトからの未知検体の攻撃が多数あった事、ハニーポット内部で実行ファイルに寄生感染するファイル感染型ウイルスの増殖により多数収集された事の2点が挙げられる。

※4/18 - 4/20 の期間で既知検体数(青で示す)が減少しているが、これは一部のハニーポットに接続するネットワーク機器で障害が発生した影響である。
収集検体種類数の推移
収集検体種類数
収集検体種類数グラフ
[調査対象期間:2008/02/01/〜2008/04/30]
2月から増加傾向にあった既知検体(青で示す)の種類数は、4月ではさらに増加している。 原因は先月に引き続き、実行ファイルに寄生感染するファイル感染型ウイルスである。 特に大量に増殖している検体は、PE_VIRUT.A・WORM_BOBAX.MC・Mal_Virut-2である。 上記検体の内、PE_VIRUT.A・WORM_BOBAX.MCについては先月の活動実績で大量に増殖している検体として取り上げた。
残りのMal_Virut-2 については先月大量に増殖していた PE_VIRUT.GEN-2 ・PE_VIRUT.GENがリネームされたものであり、検出種類数はリネーム前よりも増加している。
検出不可検体の比率
検出/非検出比率
検出/非検出比率グラフ
[集計対象期間:2008/04/01/〜2008/04/30]
市販のウイルス対策ソフトで検出されない検体の割合(赤で示す)は10%となっている。未知検体の収集数が少なかった事が要因と考えられる。
2 検出ボットウイルス等の分析
検体種類別比率
検出/非検出比率
検出/非検出比率グラフ
ボットウイルス種類名(収集数)
ボットウイルス種類名(収集数)凡例
※収集数上位20位までと
それ以下(other)に関する集計
[調査対象期間:2008/04/01/〜2008/04/30]
TOP20の各検体、Otherの比率には先月とさほど大きな変化はないが、TOP20の検体に着目すると、「収集検体種類数の推移」でも触れたMal_Virut-2・WORM_BOBAX.MCが上位に入っている。これはハニーポット内部にて上記検体が大量に増殖した事が要因と考えられる。
上位5検体の動向観測
ボットウイルス動向観測
ボットウイルス動向観測グラフ
[集計対象期間:2008/04/01/〜2008/04/30]
Mal_Virut-2は4/28 以降急激に収束している。グラフでは記載されていないが、代わりに4/24頃から PE_VIRUT.D系 が1日平均約700 件の検体を収集している。
TROJ_PACK.BF・TROJ_QHOST.KX は4/7 〜 4/23 の期間に海外の特定サイトから大量に収集されていたが、4/24以降の収集はなくなっている。
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