Cyber Clean Center サイバークリーンセンター
サイバークリーンセンター活動実績
注意喚起活動実績
前月までの注意喚起活動実績
2009年01月度の注意喚起活動実績
6注意喚起数について、当月の注意喚起対象者に前月以前の対象者との重複があった場合であっても、重複を考慮せず算出している。
  累計については、期間を問わず対象者の重複は省いた数値である点に注意。
ボットウイルス等の収集状況
おとりマシン(ハニーポット)によって収集したボットウイルス等の検体を1日分を収集し終えた後、市販のウイルス対策ソフトにて、まとめてスキャンを実施し、検出可検体(Detectable)、不可検体(Undetectable)を分類している。
ウイルス対策ソフトで検出されないボットウイルスに関しては、バイナリのハッシュ値が同じもののみを同種として扱う。
1 ウイルス対策ソフトで検出可、不可のボットウイルス等の検体収集数の推移
収集検体数の推移
収集検体数
収集検体数の推移グラフ
[調査対象期間:2008/12/01〜2009/02/28]
2月の収集数は先月よりやや減少傾向にあるが、これは国内の収集数が減少したためであり、海外からの収集数は先月とほぼ同数であった。
また、2/7前後で既知検体(青で示す)の収集数が突出しているが、これは国内の一部IPから大量に収集されたためである。
未知検体(赤で示す)については時期により異なった海外特定サイト( アメリカやカナダ、ラトビア など) から未知検体が配布されており、その未知検体はサイトによって種類の異なるものが配布されていた。
収集検体種類数の推移
収集検体種類数
収集検体種類数グラフ
[調査対象期間:2008/12/01〜2009/02/28]
収集検体種類数については先月と比べ減少傾向となっている。これは主に内部増殖を行うファイル感染型ウイルスが減少したためであるが、2月はグラフ上で突出している日のみ上述のウイルスは急増しており、日曜前後に集中している。
また、2/14前後にて未知検体(赤で示す)種類数が若干増加しているが、これは中国、ラトビアから収集された未知検体であり、検体名ではTROJ_DROPPER, TROJ_AGENT の亜種が多く収集されていた。
検出不可検体の比率
検出/非検出比率
検出/非検出比率グラフ
[集計対象期間:2009/02/01〜2009/02/28]
市販のウイルス対策ソフトで検出されない検体の割合(赤で示す)は先月の 12% から今月は 10% と減少傾向となった。
2 検出ボットウイルス等の分析
検体種類別比率
検出/非検出比率
検出/非検出比率グラフ
ボットウイルス種類名(収集数)
ボットウイルス種類名(収集数)凡例
※収集数上位20位までと
それ以下(other)に関する集計
[調査対象期間:2009/02/01〜2009/02/28]
今月より新たに検出されたWORM_SWTYMLAI.CDが多数収集されたが、これは海外の特定サイトから配布されたワーム型検体である。
上位には依然ファイル感染型の PE_VIRUT , PE_BOBAX が上位を占めているが、今月上位20位以内に確認された TROJ_INJECTOR.ARは、2009年2月から「ウイルストラッキングセンター」にて多数の集計が確認されている PE_VIRUX.A の感染後にダウンロードされる検体であり、中国の特定サイトから収集されていた。
上位5検体の動向観測
ボットウイルス動向観測
ボットウイルス動向観測グラフ
[集計対象期間:2009/02/01〜2009/02/28]
WORM_SWTYMLAI.CD, TSPY_KOLABC.CH, BKDR_POEBOT.GN は海外の特定サイトから配布されている検体であり、月末には複数のサイトに分散し、配布数が減少した。
PE_VIRUT.AV, PE_VIRUT.D-1 については、先月同様、国内または内部増殖により多く収集されている。
ウィンドウを閉じるPAGE TOP
Copyrights(C) Cyber Clean Center All Rights Reserved.