※
注意喚起数について、当月の注意喚起対象者に前月以前の対象者との重複があった場合であっても、重複を考慮せず算出している。
累計については、期間を問わず対象者の重複は省いた数値である点に注意。
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おとりマシン(ハニーポット)によって収集したボットウイルス等の検体を1日分を収集し終えた後、市販のウイルス対策ソフトにて、まとめてスキャンを実施し、検出可検体(Detectable)、不可検体(Undetectable)を分類している。
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ウイルス対策ソフトで検出されないボットウイルスに関しては、バイナリのハッシュ値が同じもののみを同種として扱う。
[調査対象期間:2009/02/01〜2009/04/30]
4月の収集数は先月と比べ減少傾向にあり、今年2月より3か月連続の減少となっている。
これは海外からの収集数が減少したためであるが、4月下旬からは海外の特定サイトからの収集数が急増しており、ほとんどが未知検体(赤で示す)であった。
[調査対象期間:2009/02/01〜2009/04/30]
4月の収集検体種類数は先月と比べ減少傾向となっているが、4月下旬に既知検体(青で示す)の種類数が急増している。これは内部増殖を行うファイル感染型ウイルスが急増したためであり、増殖した検体名は PE_VIRUT.D-1 であった。月末の内部増殖の急増は、先月にも発生しており (先月増殖した検体名はWORM_BOBAX.MC) 、共に29日前後に最も多く増殖していた。
[集計対象期間:2009/04/01〜2009/04/30]
市販のウイルス対策ソフトで検出されない検体の割合(赤で示す)は先月の 13% から今月は 15% と増加傾向となった。
※収集数上位20位までと
それ以下(other)に関する集計
[調査対象期間:2009/04/01〜2009/04/30]
4月の上位20位ではファイル感染型の PE_VIRUT, PE_BOBAX, WORM_BOBAX が多く目立つ。 これまで収束傾向にあったファイル感染型タイプの検体が、再び活発になり始めたと見られる。
[集計対象期間:2009/04/01〜2009/04/30]
PE_VIRUT.AV, WORM_MAINBOT.AH は先月より国内中心に収集されており、WORM_MAINBOT.AH の収集数は収束しつつある。
WORM_AUTORUN.CZU は海外の特定サイトから配布されている検体であり、4月下旬に大量に配布されていた。なお上述の特定サイトは同時期に未知検体の大量配布も行っており、今後の動向に注意が必要である。