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[調査対象期間:2009/10/01〜2010/10/31] |
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図12.Windows 2000 における検出傾向 |
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Windows 2000の環境で2010年10月にWORM_TATERFの増加が確認されております。WORM_TATERFはリムーバブルメディアの(USBフラッシュメモリなど)機能を悪用し感染を広げるマルウエアです。またWORM_TATERF以外にもWORM_DOWNADなどリムーバブルメディアの機能を悪用するマルウエアの検出が多く確認されています。
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図13.Windows XP における検出傾向 |
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Windows XPの環境でWORM_TATERFやWORM_AUTORUN、Mal_Otorun2などリムーバブルメディアの(USBフラッシュメモリなど)機能を悪用して感染を広げるマルウエアの検出や WORM_ONLINEGなどオンラインゲームのアカウント情報などを狙うマルウエアの検出が、引き続き多く確認されています。
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図14.Windows Vista における検出傾向
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Windows Vistaの環境では、2010年7月以降JS_REDIR(Webサイトに挿入された不正なJavaScriptやHTML形式のメール)などの検出の増加が見られます。そのほか、TROJ型のマルウエアが多く確認されており、TROJ_JAVA、JAVA_BYTEVER、TROJ_FAKEAV、TROJ_BREDLABなどWeb サイト経由やメールの添付ファイルとして送られるマルウエアの検出が多く確認されています。
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