Cyber Clean Center サイバークリーンセンター
サイバークリーンセンター活動実績
注意喚起活動実績
前月までの注意喚起活動実績
2010年11月度の注意喚起活動実績
6注意喚起数について、当月の注意喚起対象者に前月以前の対象者との重複があった場合であっても、重複を考慮せず算出している。
  累計については、期間を問わず対象者の重複は省いた数値である点に注意。
2.攻撃事象数の推移
例年12月は年末にかけて検体収集数が急増する傾向にあったが、今月は顕著な増加傾向は見られなかった。
検体収集型HoneyPot推移(図1)では海外からの収集数がやや増加していた。これは先月に引き続き中国の特定IPより多数のMal_DLDER がダウンロードされたためである。この影響により、検体収集型HoneyPot の収集元国別比率(図3)にて中国が1位、検体種類別比率(図5)にてMal_DLDERが2位となっている。中国の特定IPからのダウンロードは先月までは失敗するケースが見られたが、今月は安定してダウンロードが行われるようになったため収集数が増加した。
また、攻撃事象型HoneyPotの検体種類別比率(図6)を見ると、WORM_DOWNAD.ADの収集数が大幅に減少していた(今月: 2015 件、先月 : 8400 件)。これは先月同様WORM_DOWNAD.ADのダウンロード成功にまで至る攻撃事象が国内・海外共に減少しているためである。
サイバークリーンセンターでは、以下の2種類のハニーポットを有します。それぞれの状況について示します。
<検体収集型>
マルウェア検体を収集することを主目的として設計されたハニーポット。 検体の収集にともなう攻撃元IPアドレスも記録することができる。 攻撃事象収集型よりも多様なマルウェアを収集することが可能。
<攻撃事象収集型>
  攻撃元IPアドレスを記録することを主目的として設計されたハニーポット。 マイクロソフト社OSの主要な脆弱性に対応している。 検体収集型よりも効率よくボット感染者を見つけることが可能
国内海外別の推移
[調査対象期間:2010/10/01〜2010/12/31]
国内海外別の推移(検体収集型)
図1.検体収集型ハニーポット
国内海外別の推移(検体収集型)
図2.攻撃事象収集型ハニーポット
収集元国別比率
[調査対象期間:2010/12/01〜2010/12/31]
国内海外別の推移(検体収集型) 国内海外別の推移(検体収集型)
図3.検体収集型ハニーポット 図4.攻撃事象収集型ハニーポット
検体種類別比率
[調査対象期間:2010/12/01〜2010/12/31]
国内海外別の推移(検体収集型)
図5.検体収集型ハニーポット
国内海外別の推移(検体収集型)
図6.攻撃事象収集型ハニーポット
攻撃事象別推移
[調査対象期間:2010/10/01〜2010/12/31]
国内海外別の推移(検体収集型)
図7.攻撃事象収集型ハニーポット国内収集推移
国内海外別の推移(検体収集型)
図8.攻撃事象収集型ハニーポット海外収集推移
3.CCCクリーナーの送信ログの傾向
「CCCクリーナーの送信ログの傾向」は、WWWサイトで提供する駆除ツールをCCCクリーナーからKaspersky Lab社の駆除ツールに変更したため、期間が1ヶ月に満たないことから、前月の11月をもって集計結果の公開を終了いたします。
ウィンドウを閉じるPAGE TOP
Copyrights(C) Cyber Clean Center All Rights Reserved.