Telecom-ISAC Japan

Telecom-ISAC Japan 2006/02/20

ACCS殿の「攻撃者に対する注意喚起」に向けた取組み

 

 情報通信基盤の安心・安全を確保するために活動している財団法人 日本データ通信協会  Telecom-ISAC Japan(所在地:東京都千代田区、会長:芳山 憲治(日本電気株式会社 顧問)、 以下Telecom-ISAC Japan)は、社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会 (所在地:東京都文京区、以下 ACCS) から要請を受け、ACCSホームページを攻撃するAntinnyウイルス*1の対策を継続しております。

 今般、ACCSの依頼に基づき「www.accsjp.or.jp」に過度のアクセスを継続しているユーザに対して、 Telecom-ISAC Japan会員のインターネットサービスプロバイダの協力を得て再び注意喚起を行います。 Telecom-ISAC Japanとしては、Antinnyウイルスの駆除を呼びかけるセキュリティ対策ポータルサイトを 構築し運用します。 Telecom-ISAC JapanがACCSの取組みに協力する背景には、AntinnyウイルスをはじめとするMalware(マルウエア)*2 に感染したユーザが第三者に対する攻撃を行う加害者になるだけでなく、情報漏洩の被害者になるような事案が 顕在化しつつあり、このような状況を改善するためには、Antinnyウイルス等のMalwareに感染している インターネットユーザに対する注意喚起が必要不可欠であると考えているためです。 今後はこのような注意喚起活動で得られた知見をノウハウとしてまとめ、適時情報共有していく予定です。

 

*1 Antinnyウイルス
  Antinnyウイルスは、自らのコピーをファイル交換ソフトのネットワークに生成して感染を広げるだけではなく、   感染者のデスクトップの画像やコンピュータ内のファイルも共有します。Antinnyウイルスの亜種には、   感染したコンピュータのファイルやレジストリを削除したり、 ウイルス対策ソフトウェアの停止やHosts   ファイルの改ざんによる幾つかのホストへのアクセス無効化、さらに、感染者の情報をACCSへ送信するなどの   機能を持つものがあります。

*2 Malware(マルウエア)
コンピュータウイルス、ワーム、スパイウェアなど「悪意を持った」ソフトウェアを指します。 遠隔地のコンピュータに侵入・攻撃を行うソフトウェアや、コンピュータウイルスのようにコンピュータに 侵入して他のコンピュータへの感染活動や破壊活動を行います。

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