Telecom-ISAC Japan

Telecom-ISAC Japan 2011/12/5

認証情報を不正に利用したスパムメールの送信について

 

情報通信基盤の安心・安全を確保するために活動している財団法人データ通信協会 Telecom-ISAC Japan(所在地:東京都港区、会長:飯塚 久夫(NECビッグローブ株式会社)以下、 Telecom-ISAC Japan)は、インターネットの安定運用に関わる事象の検出および対処を行っております。

Telecom-ISAC Japan では、複数の会員インターネットプロバイダ(ISP)において、2011年8月以降、利用者がメールを送信するために必要な認証情報(アカウントとパスワード)が第三者に不正に利用され、利用者の意図しないメールがISPのメールサーバから大量に送信される事象が急増していることを確認しています。

この事象において送信されるメールは海外の不特定多数の通信元から送信されており、ボットネットを利用した事象である可能性が高いと考えられます。

Telecom-ISAC Japan では、関係各組織と連携の上、 事実関係の確認と、事態の改善に向けた活動を行っております。

なお、メールの利用者が以下の状況に該当した場合は、速やかにメール用パスワードの変更を実施するとともに、メールを利用するパソコン等のセキュリティ対策を確認することを推奨いたします。

・大量のエラーメールを受信するようになった。

・メールをそれほど利用していないのに、「メールサーバの送信通数上限を超過した」とのメッセージを受信した。

・プロバイダから「迷惑メールの送信元になっている」との通知を受けた。

 
本件に関する問合せ先
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