Telecom-ISAC Japan
Telecom-ISAC Japan 2013/08/29

【注意喚起】ネットバンキング不正アクセス事案に関係するマルウェア感染への注意喚起等について


 

 情報通信基盤の安心・安全を確保するために活動している一般財団法人日本データ通信協会テレコム・アイザック推進会議(所在地:東京都港区、会長:飯塚久夫、 以下、Telecom-ISAC Japan)は、国内主要通信事業者、ISP(インターネットサービスプロバイダ)の業界団体として、インターネットの安定運用に関わる事象の検出および対処に取り組んでおります。

 総務省によると、パソコンへのウイルス感染が原因で、ネットバンキングへのアクセスの際に入力したID・パスワードが第三者に不正に取得され、これらのID・パスワードを不正に利用し、他人名義の銀行口座へ不正送金を行う不正アクセス事案が多発しているとのことです。
 Telecom-ISAC Japanでも、ネットバンキング不正アクセス事案において悪用されるマルウェア(PWS-Zbot / Zeus / Citadel等)の感染活動が昨年来続いていることを確認しております。
 これらのマルウェアは、マルウェア作成キットが広く出回っていること、国内ネットバンキングに対応したキットが流通しているとの情報もあり、それに起因する大量の亜種がでまわっていることが確認されております。また、亜種発生に伴うと考えられる感染活動が強い特異日の存在も6月以降確認しております。
 また、他のマルウェアの感染/通信/攻撃行動に使われる技術を取り込んだ強力な亜種の発生も確認できていることから、特に注意が必要であると考えております。
 Telecom-ISAC Japan では、関係各組織と連携の上、 事実関係の確認と、事態の改善に向けた活動を行っております。
 なお、インターネット利用者には基本的なマルウェア(ウイルス)対策の実施を推奨いたします。

 

基本的なマルウェア(ウイルス)対策の実施
https://www.telecom-isac.jp/news/news20130829-2.html

 

 

○関連情報

 
COPYRIGHT © 2004-2016 Telecom-ISAC Japan