Telecom-ISAC Japan
Telecom-ISAC Japan 2013/08/30

脆弱性保有ブロードバンドルータの状況調査
および対策について


 

 情報通信基盤の安心・安全を確保するために活動している一般財団法人日本データ通信協会テレコム・アイザック推進会議(所在地:東京都港区、会長:飯塚久夫、 以下、Telecom-ISAC Japan)は、国内主要通信事業者、ISP(インターネットサービスプロバイダ)の業界団体として、インターネットの安定運用に関わる事象の検出および対処に取り組んでおります。

I.背景・概要
 Telecom-ISAC Japanでは昨年7月30日に以下の注意喚起を行い、その状況を追い続けておりました。

  【注意喚起】ロジテック製ルータの脆弱性、および、利用者が行うべき必要対策
   https://www.telecom-isac.jp/news/news20120730.html

 その結果、本年5月頃より発生している不正アクセスインシデントのいくつかは、本脆弱性の悪用によって得られた情報を攻撃者が利用したものであることが判明しました。そのため、主管省庁とも相談のうえ、会員企業およびに製品ベンダーによる対策実行について、状況調査から協力し支援していくことにいたしました。

II.調査内容・時期について
 この調査は、協力要請をいただいた会員ISPのIPアドレス帯に対して、該当製品の所在を簡易な通信コマンドで確認するものです。ネットワーク利用者に負荷をかけるものや、通信の内容を見るようなものでは一切ありません。
 また、調査の実施につきましては、8月30日から順次行うことを予定しております。

III.調査結果について
 調査結果は当該会員ISP にのみ提供し、個社の判断によって該当製品利用者への通知と脆弱性への対策依頼がなされます。

 
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