情報通信基盤の安心・安全を確保するために活動している一般財団法人日本データ通信協会テレコム・アイザック推進会議(所在地:東京都港区、会長:飯塚久夫、 以下、Telecom-ISAC Japan)は、国内主要通信事業者、ISP(インターネットサービスプロバイダ)の業界団体として、インターネットの安定運用に関わる事象の検出および対処に取り組んでおります。
インターネットバンキングの不正送金被害は、昨年(平成26年)一年間で1,876件、被害額は約29億円と過去最悪を記録しており、その手口もますます悪質・巧妙化しています。不正送金被害の多くはコンピュータへのマルウェア(不正なプログラム)感染によるものです。今回、警視庁サイバー犯罪対策課において、主に日本のインターネットバンキングを標的としているとみられるマルウェア「VAWTRAK」の感染端末に関する情報を入手したことから、当該マルウェアを駆除する作戦を発表しています。
本作戦の実施に当たり警視庁より総務省並びにTelecom-ISAC Japanに対し協力の依頼があったことを受け、Telecom-ISAC Japanでは総務省と連携し、平成25年11月1日より実施している「官民連携による国民のマルウェア対策支援プロジェクト(ACTIVE)」の取り組みを活用して、ACTIVEに参加する国内ISP事業者に対して感染端末に関する情報を提供し、当該マルウェアに感染している端末利用者への注意喚起に協力することと致します。
○関連情報
・総務省
インターネットバンキングに係るマルウェアへの感染者に対する注意喚起の実施
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu03_02000092.html
・警視庁
ネットバンキングウイルス無力化作戦の実施について
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/haiteku/haiteku/haiteku504.htm
・官民連携による国民のマルウェア対策支援プロジェクト(ACTIVE)
インターネットバンキングに係るマルウェア(VAWTRAK)感染端末利用者に対する注意喚起について
http://www.active.go.jp/active/news/release/entry-231.html
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