Telecom-ISAC Japan

会長挨拶

まず、2011年3月11日の東日本大震災により被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。今回の大震災では、通信インフラにおいても他の重要インフラ同様に大きな被害を受け、サービスの提供に様々な影響がありましたが、改めて社会における情報通信の重要性と通信業界が担う責務の重さを痛感いたしました。

テレコム・アイザック推進会議(Telecom-ISAC Japan)は、2002年7月、国内の主要通信事業者(ISP)7社他が発起人となり、非営利任意団体「インシデント情報共有・分析センター」としてスタートしたもので、通信サービスの安全かつ安心な運用の確立のため、会員が関連情報を共有・分析する仕組みを構築し、事業者単独では手に負えないサイバー脅威に対してタイムリーな対策をとることを目的としています。

発足以来、はや9年近く経過し会員企業数も16社に拡大しておりますが、その間、次々と進化する新たな情報セキュリティの脅威に対して、会員各社の協力のもと、業界横断的な対策を進め、情報通信分野におけるセキュリティ対策の充実を図ってまいりました。それらの活動が評価され、2010年度情報化月間では、情報セキュリティ促進部門にて総務大臣表彰を頂戴いたしました。

テレコム・アイザックは、「健全なセキュリティは高邁なコラボレーションから!」を活動の意義として掲げ、ISP・情報通信分野におけるネットセキュリティ対策に係わる数々の活動を続けると共に、関連機関や他分野の組織との一層の連携・協調により、日々変貌する情報セキュリティの脅威に立ち向かうことで、国民の皆様が安心できるインターネット環境の充実を図り、ひいてはわが国における高度情報通信ネットワーク社会の更なる発展に寄与してゆく所存です。

これまでの活動を基礎に、“日本及び世界に貢献するテレコム・アイザック”に向けて邁進してゆきたいと考えておりますので、引き続き、関係者皆様の温かいご支援、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

  • 2011年5月12日
  • 一般財団法人日本データ通信協会
  • テレコム・アイザック推進会議
  • 会長  飯塚 久夫
会長写
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